どっこらしょ


        どっこらしょ









るとしなみには かてませぬ


つらりつらりと くちをつく


しまいにゃそれさえ おっくうで


いまじゃ ぐちさえ いとおしい














おやおや ごちゃごちゃ おやかまし

誰も彼もが不機嫌そうに

今の世相を口にする



だんなさんに はらんたつぅ

お嫁さんに はらんたつぅ

世を動かすと 威勢のいい人にも はらんたつぅ



そんななんにでも腹の立つ

あなたが なんと羨まし

お若いことの 証でしょう



ほんにあなたが うらやましぃ









こちとら とりたくない歳も

そりゃまぁ そりゃまあ順調に

1年 一時 あるごとに

ひとつ ふたつと駆け足で とっていくよで

ちと 悲しくなる日もございます




そらそら そこのお若いの

人ごとばかりで 腹立てて

時を流すは おしゅうございまするぞよ









ややこしいことは ちょいとばかり

そこらの隣に置いといて

己の時間を 己のために

上手に使ってみなさいな



どうせそのうち 歳をとりゃ

そないなことなど ささいなことと

考えたくも無くなるもの




さてさて わしも歳をとり

すっかり腰も重くなってしもうたが

お前さんたちが頑張るなら

わしもここらで もうひとがんばり



よっこらしょ どっこらしょと

生きることを 頑張ってみるとしようかの










                      2013年 2月 5日  Colorfulness より 
                                   ちょうど父が入院しているときの詩です。
誰もが年月を経て通る道すがら、
どっこらしょっと掛け声かけて、
いろんな難関を乗り越えていきたいものです。













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