harunosho-1


千年の眠りから覚めた魔女の花夢



花夢 ― 春の章 1 ―


それは、わたしが千年の眠りにつく頃。

硬い種の殻を破って、小さな芽を地上に覗かせ、

やがてそれは、長い年月を費やし、大きな幹に育ちました。


若く活き生きとした、その木は、やがて美しいピンクの花を咲かせました。





さくら さくら その花の名を

さくら さくら その葉の名を

さくら さくら その実の名を


さくら さいた


さくら 舞った

さくら その実を地上に落とし



さくら 桜を 謳歌して




「瞳とじれば」 by 居月ナオ

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空いろの夢

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