豪雨の影響で川の中の草の島が流され、

今年は飛ばないかも・・・って思っていた蛍が、

ふわふわと飛び交う季節となりました。



でも、やっぱり少ない。

仕方ないよね、あんなにひどい雨だったんだもの。

蛍が今いるってことのほうが驚きなんだもん。



自然は強いね。

そして、もうすぐ梅雨の季節になりそうです。








ねぇ、おかあさん。。

蛍さんがふえるように、もっと土を運んで、

いっぱい蛍さんの寝床を作ろうよ!



ねぇ、坊や。。

あなたの優しさは、きっとうれしいと思うけど、

そのままにして置いてあげましょう。



ねぇ、おかあさん。。

じゃあ、蛍さんをたくさん育てて、

ここにふぁって、放すのはどうかなぁ・・・?



坊やは、とっても優しい子ね。

その気持だけで、蛍さんもうれしいと思うの。

だけどね。。

何もしないで、見守ってあげる・・・ってこと。

これがいちばんステキなことなのよ。



どうして・・・?



自然さんには、自分を守る力があるの。。

それはね。。。

いろんなことをしてあげるより、何もしないで見ていてあげたほうが、

いっぱいいっぱいチカラが沸いてくるものなの。



ほら、坊やも同じでしょ。。


転んだ時、お母さんが起こしてあげていると、

何時までたっても一人じゃおきられないわ。



でも、がんばって!!って言って見ていてもらうと、

いつも一人で立てるでしょ。。


エライなぁ・・ってお母さんは思うのよ。



自然さんも同じなの。。


いつも、手を貸してあげると、

助けてあげる手がないと起き上がれなくなっちゃうのよ。



大切に思うことがいちばん大事。

見守ってあげることは、もっと大切。。

自然さんが、泣かないでいられるようにしてあげたいわね。









2005-06-12 02:17:20up
2007-09-12 改

                                          tozyeekiki ゆめ乃





  - 記憶のメモ -


福井豪雨で、ホタル川も溢れんばかりの勢いで流れました。

根こそぎ底から持っていかれてしまう・・・。

そんな感じの流れでした。

もう、蛍は無理かも・・・と思っていた一年目。

ほんの少しの蛍が、川の周りを飛んでいました。

そして、二年目。。

豪雨前と同じぐらいに殖(ふ)え、

三年目になると、それはみごとなホタル川になっていました。

自然の力とは、本当に素晴らしいものです。

大切に。。たいせつに育んで、愛していきたいですね。








たとえば・・・ Rieruの森

art : tozyeekiki ゆめ乃










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