お見舞いのおみやげに・・・


お身体の調子はいかがですか?
もし、まだお休み中で、とっても、とってもお暇だったら。。。みたいなお見舞いです(笑)



ちびっこマリの冒険



マリちゃん 起きて
お外はとっても気持がいいよ

誰かに呼ばれたような気がした寝ぼけまなこ。
うぅ〜んって、いっぱい手を伸ばしたら・・・。
ゴロンって。。。
おっこったのは、ふかふかの緑色。

そおっと葉っぱに触ってみると
とってもとっても気持いいの。

そうだ
!!
今日はふわふわを探しに行ってみよー☆

マリちゃんは、自分がちっちゃくなっていることにも気付かずに
元気に歩き出しました。

どのくらい歩いたでしょう。。
でも、歩いても歩いても緑の中
もうクタクタになって、もうちょっとで泣き出してしまいそうな頃・・・。

なにを泣いているんだい? お嬢ちゃん。
上のほうから声がします。

ゆっくりと顔を上げてみると・・・。


それはまるで雲が空から降りてきたようで・・・。
そして、お祭りのときに食べたふわふわのワタアメのようで。。。
くじけそうだったココロん中に
ふわふわぁ〜ってとけてきました。

なんだか幸せ。

ねぇ・・・。あなたはだぁれ?



まぁ。。ススキさんだったのね。
こんなにふわふわになってどうするの?

北風が迎えに来たら、
あたいたちは、あの雲のようにお空をふわふわ飛んで・・・。
初めての町へと旅をするんだよ。

まぁ。。。すてき。

でもさ。旅ってやつは・・・。
楽しいことばかりじゃないと思うんだ。
だって、どんなことでも初めてのことばかりだし、
たどり着く先が、どんな所になるかわかんないからな。
でも、あたいは。。。
どんな所へ行っても、たくましく生き抜くよ。
それが、旅するものの心意気ってやつだもんな。

へぇ・・・。
ススキさんて、すごいんだね。
あたしも、一生懸命に生きなくっちゃだね。

そうだよ。
ガンバレ、マリちゃん。



ねぇ・・・ススキさん。。
どうして、あたしの名前を知ってるの?

ははははは。。。それはねぇ・・・。
おっ
!!  風が来たぞぉ〜。。

じゃあな、マリちゃん。
元気に、一生懸命生きるんだぞ。
でも疲れたら・・・。
たまにゃ、風に吹かれてみるのもいいんだからな。

じゃあな。。。


ススキさぁ〜ん。。マッテェ〜。。
教えてよぉ。。どうして私の名前を知ってるのぉ〜・・・。
ススキさぁ〜ん。。

伸ばした手を、だれかが掴まえてくれた気がして、
ぱって振り向いたら・・・。
お母さんの顔が、心配そうにあたしを見ている。

おかあさん・・・。

そういったわたしを、お母さんはぎゅって抱っこしてくれたんだ。
温かくって、とっても安心できるやさしい匂い。

おかあさん。。
わたし、一生懸命に生きるね。
いつでも同じような暮らしの中かも知んないけど、
生きてるってこと、生きるってことに一生懸命になるよ。
なんかね。。
今日は、とってもそんな気持になったんだ。。

お母さん、ありがとう。。
みんな、ありがとう。。



ちいさなマリちゃんの冒険は、こうして幕を閉じました。
これは、生きている中でのほんの小さな成長かもしれません。
階段をひとつ上るたびに、
たくさんのチカラが、ちいさな心を成長させてくれるんでしょうね。
だから、いろんなことをいっぱい経験させてあげたいって。。
誰もが思っているんでしょう。。

目に見えない、
あなたのそのまわりの空気までも。。。

だから、すべてのものたちに感謝します。





ふふふ。。
ながぁい、長いお見舞いになってしまいました。
ここまで読んで、疲れちゃわないでしようか?
詰まんないお話でごめんなさい。。。 もうちょっと上手に書けたら・・・って思うんだけど。
また、それは次の機会にでも。。

それより、ここまで読んでくださってありがとう。。
あとは、ゆっくりと休んでくださいね。

では、またお便りします。


                                           tozyeekiki



mariさんに、友情を込めて・・・

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

この物語は、退屈しないで眠っていられるようにと、
病気になったお友達に贈った物語です。
今では、すっかり元気になられたご様子。。。

なので、快気祝いの気持を込めて、このサイトにアップいたしました。
みんな。。。
病気に負けないでね♪


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